やってわかる面白さ
ITO KOICHI
伊藤 浩一
有限会社中部エンジニアリング
1970年、愛知県生まれ。1988年佐織工業高等学校(現:愛西工科高等学校)卒業後、株式会社宮地鐵工所に入社し立体駐車場の設計・製造に携わる。その後、メンテナンス会社を2社経て2006年、有限会社中部エンジニアリングを創業。創業当初は経理担当1名と2人だけでスタートし、現在は全国に拠点を持つ企業へと成長。設計から施工、保守、修繕まで一貫して行う“機械式立体駐車場のスペシャリスト集団”として業界を牽引している。
CLOSE UP
AICHI
30
設計からメンテまで。立体駐車場の専門集団
有限会社中部エンジニアリング代表・伊藤浩一さんは、30年以上にわたり機械式立体駐車場の世界に身を置いてきた人物です。設計から施工、メンテナンスまでを自社で完結させるという全国でも稀な体制を築き上げており、今ではマンションや商業施設など、全国各地の現場で中部エンジニアリングの名が知られています。「やらされる仕事ではなく、“やらせていただく仕事”を。」そんな伊藤さんの言葉には、技術者として、そして経営者としての誠実な信念が宿っています。
Q:中部エンジニアリングの事業内容を教えてください。
A(伊藤さん): 当社は機械式立体駐車場の専門会社です。据付、修繕、メンテナンス、そして設計・施工まで、すべてを自社で行っています。業界でも設計から施工までを一貫して対応できる会社はほとんどありません。一般的にはメーカーが設計し、施工や修繕は外部委託することが多いのですが、私たちは自社内で完結できる。それが一番の強みですね。
Q:中部エンジニアリングの事業内容を教えてください。
A(伊藤さん): 当社は機械式立体駐車場の専門会社です。据付、修繕、メンテナンス、そして設計・施工まで、すべてを自社で行っています。業界でも設計から施工までを一貫して対応できる会社はほとんどありません。一般的にはメーカーが設計し、施工や修繕は外部委託することが多いのですが、私たちは自社内で完結できる。それが一番の強みですね。
1度きりの人生だから
Q:創業のきっかけを教えてください。
A: ずっとサラリーマンをしていたんですが、自分の考えで仕事をしたいという気持ちが強くなりました。立体駐車場の業界に携わってからは、自分で設計し、自分で建てたいという夢が生まれて。「1度きりの人生、やるなら今だ」と思って会社をつくりました。両親には「安定した会社にいなさい」と反対されましたが、それでも自分の信念を貫きました。
Q:正直なところ、創業時は大変だったのでは?
A: 最初は経理担当と2人だけ。まさにゼロからのスタートでした。私は現場で稼ぎ、彼女が経理を管理してくれて。彼女とは以前からの知り合いで、信頼して任せられる人でしたね。あの頃はとにかく無我夢中で…「10年続ければ会社として認められる」という言葉を信じて走り続けました。気がつけば20年が経ちましたね(笑)。
A: ずっとサラリーマンをしていたんですが、自分の考えで仕事をしたいという気持ちが強くなりました。立体駐車場の業界に携わってからは、自分で設計し、自分で建てたいという夢が生まれて。「1度きりの人生、やるなら今だ」と思って会社をつくりました。両親には「安定した会社にいなさい」と反対されましたが、それでも自分の信念を貫きました。
Q:正直なところ、創業時は大変だったのでは?
A: 最初は経理担当と2人だけ。まさにゼロからのスタートでした。私は現場で稼ぎ、彼女が経理を管理してくれて。彼女とは以前からの知り合いで、信頼して任せられる人でしたね。あの頃はとにかく無我夢中で…「10年続ければ会社として認められる」という言葉を信じて走り続けました。気がつけば20年が経ちましたね(笑)。
1円をいただいたら、2円分の価値を返したい
Q:仕事をする上で大切にしている考え方を教えてください。
A: 私たちは「仕事をやらせていただいている」という意識を常に持っています。お客様から1円をいただいたら、2円分の価値を返したい。そうすれば「次もお願いしたい」と言ってもらえる。商売は信頼の積み重ねですからね。実際、現場では“誰も見ていないところ”こそ大切です。たとえば、敷地内のゴミを拾う、配線を美しくまとめる…そんな小さな気づきを重ねることが、最終的な信頼につながると思っています。
Q:今、特に力を入れている取り組みは何ですか?
A: 若い人材の育成です。立体駐車場の仕事はニッチですが、設計・施工・メンテナンス・営業など、いろんな分野を経験できる面白さがあります。「うちで働いてよかった」と思ってもらえるよう、社員が自分の得意を活かせる環境づくりを心がけています。私たちの仕事は、一度つくれば40年、50年残ります。まさに“地図に残る仕事”ですから、自分の手がけた機械が動き続けるのを見るたびに誇らしくなります。
A: 私たちは「仕事をやらせていただいている」という意識を常に持っています。お客様から1円をいただいたら、2円分の価値を返したい。そうすれば「次もお願いしたい」と言ってもらえる。商売は信頼の積み重ねですからね。実際、現場では“誰も見ていないところ”こそ大切です。たとえば、敷地内のゴミを拾う、配線を美しくまとめる…そんな小さな気づきを重ねることが、最終的な信頼につながると思っています。
Q:今、特に力を入れている取り組みは何ですか?
A: 若い人材の育成です。立体駐車場の仕事はニッチですが、設計・施工・メンテナンス・営業など、いろんな分野を経験できる面白さがあります。「うちで働いてよかった」と思ってもらえるよう、社員が自分の得意を活かせる環境づくりを心がけています。私たちの仕事は、一度つくれば40年、50年残ります。まさに“地図に残る仕事”ですから、自分の手がけた機械が動き続けるのを見るたびに誇らしくなります。
未来に残るモノづくりを
Q:今後の業界や市場の動きについてはどう見ていますか?
A: 駐車場を取り巻く環境は大きく変わりました。SUVブームで車高の高い車が増え、昔の駐車場では入らないケースもあります。一方で、マンションでは“車離れ”が進み、空き駐車場も増えている。でも、だからといって立体駐車場がなくなることはありません。都市部では土地が限られており、縦に積む仕組みはこれからも必要です。私たちはそうした課題をリニューアル工事などで解決し、使われなくなった設備に再び命を吹き込んでいます。
技術と誠意で“安心して使える立体駐車場”をつくり続ける中部エンジニアリング。伊藤さんの背中には、職人と経営者、両方の矜持がしっかりと見えます・お客様にありがとうと言われる仕事を、若い世代へ…その想いこそが、同社を支える原動力となっています。
「私がこの業界に入ったのは18歳の時。最初は、どんな仕事かも分からず飛び込みました。でも、気づけば人生の半分以上をこの仕事に捧げています。だからこそ、若い人にはまずやってみることを大切にしてほしい。やっていく中で面白さが見つかり、それがいつか自分の誇りになりますから。立体駐車場のように、形に残る仕事はそう多くありません。ぜひ、自分の手で未来に残る“ものづくり”の世界を体感してほしいですね」
A: 駐車場を取り巻く環境は大きく変わりました。SUVブームで車高の高い車が増え、昔の駐車場では入らないケースもあります。一方で、マンションでは“車離れ”が進み、空き駐車場も増えている。でも、だからといって立体駐車場がなくなることはありません。都市部では土地が限られており、縦に積む仕組みはこれからも必要です。私たちはそうした課題をリニューアル工事などで解決し、使われなくなった設備に再び命を吹き込んでいます。
技術と誠意で“安心して使える立体駐車場”をつくり続ける中部エンジニアリング。伊藤さんの背中には、職人と経営者、両方の矜持がしっかりと見えます・お客様にありがとうと言われる仕事を、若い世代へ…その想いこそが、同社を支える原動力となっています。
「私がこの業界に入ったのは18歳の時。最初は、どんな仕事かも分からず飛び込みました。でも、気づけば人生の半分以上をこの仕事に捧げています。だからこそ、若い人にはまずやってみることを大切にしてほしい。やっていく中で面白さが見つかり、それがいつか自分の誇りになりますから。立体駐車場のように、形に残る仕事はそう多くありません。ぜひ、自分の手で未来に残る“ものづくり”の世界を体感してほしいですね」