街とともに
成長するクラブへ
HIGASHINO TOMOYA
東野 智弥
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
石川県出身。北陸高校で全国優勝、早稲田大学卒業後に実業団でプレー。渡米し、ルイス&クラーク大学でアシスタントコーチを務めたのち、国内ではトヨタ自動車アルバルクを初優勝に導くなど数々の実績を重ねる。日本代表アシスタントコーチ、男子代表技術委員長を歴任し、日本バスケット界の改革と強化に尽力。bjリーグ・浜松東三河フェニックスでは優勝も経験。2025年、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ株式会社の代表取締役社長兼ゼネラルマネージャー(GM)に就任。バスケットを通じた地域活性化と文化創造を目指す。
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AICHI
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ダイヤモンドのように輝くチーム
75年の歴史を持つ名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。そのルーツは1950年にまで遡ります。2025年、その節目の年に新たに舵を取るのが、長年日本バスケットの強化に尽力してきた東野智弥代表です。壁を恐れず、出会いを力に変える…そんな哲学を胸に、東野さんは名古屋の地から“次のステージ”への挑戦を始めています。
Q:どうしても気になったのですが…「クラッシャー」というニックネームの由来は?
A(東野さん):もともと、どんな相手にも怖がらず向かうタイプでして。ある時、接触プレーで体格の大きな相手を怪我させてしまって…それと以前、事故でせっかく買った新車をオシャカにしてしまったことがあったんですよね(笑)。でも今、私にとってのクラッシュとは、限界を突破することだったりします。いろんな困難も経験しましたが、出会いがすべて自分を導いてくれた。ドルフィンズも、そんな“挑戦する集団”でありたいと思っています。
Q:どうしても気になったのですが…「クラッシャー」というニックネームの由来は?
A(東野さん):もともと、どんな相手にも怖がらず向かうタイプでして。ある時、接触プレーで体格の大きな相手を怪我させてしまって…それと以前、事故でせっかく買った新車をオシャカにしてしまったことがあったんですよね(笑)。でも今、私にとってのクラッシュとは、限界を突破することだったりします。いろんな困難も経験しましたが、出会いがすべて自分を導いてくれた。ドルフィンズも、そんな“挑戦する集団”でありたいと思っています。
愛知初の優勝チームというロマン
Q:改めて名古屋ダイヤモンドドルフィンズとは、どんなチームなのでしょうか?
A:ドルフィンズは、1950年創設の三菱電機バスケット部を母体としたチームで、Bリーグ開幕と同時に法人化しました。名古屋市を拠点に「走るイルカのように、ダイヤモンドのように輝く」存在を目指しています。愛知県には2025年現在4つのBリーグ所属クラブがありますが、地域に根ざしながら互いに競い合う構図こそが、愛知を“バスケット王国”へ導く原動力になっていると思っています。
Q:75年の歴史を背負うプレッシャーはありますか?
A:むしろ、ロマンですよね。これまで愛知県のチームは一度も日本一を取っていません。だからこそ、「最初に優勝するチームになろう」という使命感がある。75年かけて越えられなかった壁を、今こそ越えるときなんです。私はいつも「乗り越えられない壁はやってこない」と思っています。この挑戦を、地域の人たちと一緒に叶えたいんです。
A:ドルフィンズは、1950年創設の三菱電機バスケット部を母体としたチームで、Bリーグ開幕と同時に法人化しました。名古屋市を拠点に「走るイルカのように、ダイヤモンドのように輝く」存在を目指しています。愛知県には2025年現在4つのBリーグ所属クラブがありますが、地域に根ざしながら互いに競い合う構図こそが、愛知を“バスケット王国”へ導く原動力になっていると思っています。
Q:75年の歴史を背負うプレッシャーはありますか?
A:むしろ、ロマンですよね。これまで愛知県のチームは一度も日本一を取っていません。だからこそ、「最初に優勝するチームになろう」という使命感がある。75年かけて越えられなかった壁を、今こそ越えるときなんです。私はいつも「乗り越えられない壁はやってこない」と思っています。この挑戦を、地域の人たちと一緒に叶えたいんです。
クラブは「育ててもらうもの」
Q:ホームアリーナである「IGアリーナ」は、クラブにとってどんな存在ですか?
A:IGアリーナは、隈研吾さん設計の最新施設で、最大収容17,000人。これまでの3倍の規模になります。“名古屋から世界へ”というメッセージを発信する場所です。実際、選手の7割が海外経験者で、チーム内の会話も英語が多い。試合演出も英語表記を取り入れていて、海外からの観客も歓迎できる環境を整えています。スポーツを通じて名古屋が国際都市として輝くためのハブになりたいと思っています。
Q:GMだけでなく代表という立場としても活躍されますが、経営者として意識していることは?
A:勝つことは目的ではなく、“価値”の結果なんですね。勝つためには、チーム運営、エンターテインメント、地域との信頼…すべてが磨かれていなければならない。「価値のある勝利」を積み重ねていくことで、応援してくれる人も増え、地域も元気になる。その循環をつくるのが、経営者としての役割だと思います。
そのうえで、クラブは「応援してもらうもの」ではなく「育ててもらうもの」だと思っています。だから地域の子どもたちと触れ合うイベントや学校訪問、SDGsをテーマにした活動などを積極的に行っています。名古屋の人々にとって“自分たちのチーム”と思ってもらうことが、クラブの一番の使命です。
A:IGアリーナは、隈研吾さん設計の最新施設で、最大収容17,000人。これまでの3倍の規模になります。“名古屋から世界へ”というメッセージを発信する場所です。実際、選手の7割が海外経験者で、チーム内の会話も英語が多い。試合演出も英語表記を取り入れていて、海外からの観客も歓迎できる環境を整えています。スポーツを通じて名古屋が国際都市として輝くためのハブになりたいと思っています。
Q:GMだけでなく代表という立場としても活躍されますが、経営者として意識していることは?
A:勝つことは目的ではなく、“価値”の結果なんですね。勝つためには、チーム運営、エンターテインメント、地域との信頼…すべてが磨かれていなければならない。「価値のある勝利」を積み重ねていくことで、応援してくれる人も増え、地域も元気になる。その循環をつくるのが、経営者としての役割だと思います。
そのうえで、クラブは「応援してもらうもの」ではなく「育ててもらうもの」だと思っています。だから地域の子どもたちと触れ合うイベントや学校訪問、SDGsをテーマにした活動などを積極的に行っています。名古屋の人々にとって“自分たちのチーム”と思ってもらうことが、クラブの一番の使命です。
チャンスは必ずやってくる
Q:今後、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとしてどのような未来を描いていますか?
A:まずは、Bリーグの頂点に立つこと。これは当然の目標です。ただ、それ以上に大切なのは「名古屋の街とともに成長するクラブ」であることだと思っています。すでにバスケットボールは世界共通の言語です。IGアリーナという世界に開かれた舞台を活かし、国内外のファンに“名古屋の熱”を届けたいです。そして、スポーツを通して地域の経済・教育・文化をつなげていきたい。アスリートが地域のロールモデルとなり、子どもたちが「自分もあの舞台に立ちたい」と思える環境をつくる…その循環こそが、クラブの未来を支える力になります。最終的には「名古屋=バスケットの街」と言われるような文化を築いていきたいですね。
ドルフィンズから天下を取る。その言葉には、名古屋の歴史と誇り、そして未来への希望が込められています。東野さんが描くのは、勝利だけではありません。スポーツが地域を動かし、人を笑顔にし、未来を変える、その原点でした。
「人生を歩むうえで、三つの視点を持つことが大切だと、私は感じています。俯瞰して物事を見られる「鳥の目」。流れを読む「魚の目」。そして、目の前の出来事に丁寧に向き合う「虫の目」。この三つの視点を持てば、どんな逆風でも前に進めます。人生もスポーツも、チャンスは必ずやってくるものです。その時に掴める準備をしておくことが、大切です」
A:まずは、Bリーグの頂点に立つこと。これは当然の目標です。ただ、それ以上に大切なのは「名古屋の街とともに成長するクラブ」であることだと思っています。すでにバスケットボールは世界共通の言語です。IGアリーナという世界に開かれた舞台を活かし、国内外のファンに“名古屋の熱”を届けたいです。そして、スポーツを通して地域の経済・教育・文化をつなげていきたい。アスリートが地域のロールモデルとなり、子どもたちが「自分もあの舞台に立ちたい」と思える環境をつくる…その循環こそが、クラブの未来を支える力になります。最終的には「名古屋=バスケットの街」と言われるような文化を築いていきたいですね。
ドルフィンズから天下を取る。その言葉には、名古屋の歴史と誇り、そして未来への希望が込められています。東野さんが描くのは、勝利だけではありません。スポーツが地域を動かし、人を笑顔にし、未来を変える、その原点でした。
「人生を歩むうえで、三つの視点を持つことが大切だと、私は感じています。俯瞰して物事を見られる「鳥の目」。流れを読む「魚の目」。そして、目の前の出来事に丁寧に向き合う「虫の目」。この三つの視点を持てば、どんな逆風でも前に進めます。人生もスポーツも、チャンスは必ずやってくるものです。その時に掴める準備をしておくことが、大切です」